未曾有の被害を出した東日本大震災から1年。
きょうは喪に伏します。
昨年の、私とちえちゃんのブログを改めて読んでいました。
3.11 安否連絡3.14 東北関東大震災3.21 10日たちました3.22 希望という名の光3.23 いずれにしても長期戦3.27 ガソリン満タン入りました!テレビの中の芸能人や、レポーターや、周囲の人々も、「子どもたちの笑顔」「家族を思いやる気持ちが深まった」「絆」「被災者からこちらが元気をもらった」「みんな前を向いている」など、同じようなことばかりいってる。でも、私にはどれもピンときません。
実際にみた被災地はそんなもんじゃなかった。
そんなに生易しくはなかった。
私がずーっと心の根底にあるのは、ぶっちゃけていうと、こんな大きなことをしでかした地震に対して、「癪にさわる」のです。悔しくて、沸々と怒りさえも感じてくるのです。これを教訓としなければ犠牲になった方々に申し訳が立たなくて…
突然やってくる災害の瞬間には、私たちは手も足も出ないかもしれない。けれど、日ごろから備えておけば、その後に襲ってくる、第二次、三次の危機には丸のみされることなく、立ち向えると思うのです。
次は負けたくはない。だから、毎日を精一杯、生きる。
私がある媒体を編集した「あとがきに代えて」と「編集後記」をアップします。いつか、きょうを振り返る時がくるかもしれないから、記録しておきます。
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「あとがきに代えて」
東日本大震災発生から〇〇〇になります。地震国に住む日本人は、地震には多少の心構えがあったはずなのに、自然が持つ脅威はそんなに生易しいものではありませんでした。改めて亡くなられた方々へ心から哀悼の意を表します。また、被災された地域の皆さま、その家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
あの日の驚きと哀しみ…。この先、けっして忘れることはないでしょうが、これを教訓としなければ犠牲になった方々に申し訳が立たないと思いました。ただ受け入れるだけではどうにも悔しく、怒りさえも沸いてきました。
そこでこの『〇〇〇〇〇〇』を書きました。
突然やってくる災害の瞬間には、私たちは手も足も出ないかもしれません。しかし、日ごろから備えておけば、その後に襲ってくる、第二次、三次の危機には丸のみされることなく、立ち向かえると思うのです。
それはリストラや給与カット、悪質商法から親の介護まで、生活のすぐそばにある「万が一の危機」についても同じことがいえると思います。
ご紹介した一つひとつの危機に備えるためのアクションは少し面倒なものかもしれません。けれど、騙されたと思って備えてほしいのです。イザというとき、準備万全、大丈夫との心構えこそが冷静な判断を促し、自分と家族が行くべき道を教えてくれるからです。
それと、やはり、お金。お金は持っているだけでも効用があります。
私はお金があるほど幸せになれるとは考えていませんが、いくばくかのお金があれば、不安が解消され、誰かに迎合や服従することなく、己の道を歩むことができると思っています。逆にお金の余裕がないと、そのことが原因となって幸せになることが妨げられてしまうこともあるのです。
大震災の教訓は、上っ面ではなく、根っこから真剣に人生を考えなおすこと。
そしてこの超危機時代を生き抜く備えをしておきましょう。
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表紙の言葉
未曾有の被害を出した東日本大震災から1年。福島県三春町の「三春滝桜」(日本三大桜の一つ・天然記念物)は、震災後の4月下旬、小枝がいくらか折れただけで何事もなかったように咲きました。樹齢1000年以上、高さ13.5mから滝が流れ落ちるように咲くこのスケール感。訪れる人を圧倒的な生命力と美しさで包み込み、その先には「希望」が見えます。
今年も三春滝桜はもちろん、春の到来とともに東北の花々は力強い生命力で北へ、北へと開花していくでしょう。国のプロジェクトである東北全体を会場とした「東北観光博」もスタートしました。復興に向けて一歩ずつ。やるっきゃないですね!
東北観光博 ----------------------------------
今年は、
三春滝桜を見に行きたいな…。
そして、傍観者ではなく、当事者として、福島のためになりたいと思っています。その道が見えたのです。まずは今月、ハワイアンズに行ってきます。
いちばん、しっくりくる言葉は…「前に歩みだす勇気」。
2012.3.11 あえて14時46分
きみこ